第5回湘南映像祭実行委員長 落合剛さんに聞く

今回、審査委員のひとりであり、NPO法人湘南市民メディアネットワークの理事である文教大学の高田先生から湘南映像祭の学生実行委員長に急遽指名され、たいへん苦労されたと思います。全体を振り返っていかがでしたか
このような大きなイベントに関わるのは初めての体験だったため、大変でした。しかし、その分得たものもは大きく、貴重な体験が出来たと思います。
一番大変だったことは、自分にとってリーダーという仕事が慣れていなかったことです。本来ならば、みんなと協力し合って、事を運べばよかったのですが、自分でやってしまうことも多かったです。
人に仕事を頼む時は、十分な準備が必要だと思うのですが、それらが不十分だったせいで、結局自分でやる事が多くなってしまったと反省しています。
また映像祭は初めての経験でもあり、全体像を把握出来ていませんでした。昨年の内容を見るなどして、最初に映像祭というイベントの全体像を掴むようにしておけばよかったと思います。
―それは落合さんの責任ではなく、アドバイザーの私の責任でもあります。
この映像祭の運営には、先生方や学生メンバーも参加する全体会議が6回、各大学のリーダーが集まって話し合うリーダーミーティングが4回ありました。議事録も残っているので、記録として残し、次回に役立てればと思います。
―そのときの様子はいかがですか
リーダーミーティングでは、新宿の喫茶店などで、「これはどう?」「これはない」など気軽に意見を出し合うことが出来たと思います。全体会議は人数も多く、友達同士の感覚で出来ないのと同時に、自分が司会進行に不慣れな事もあり、どうしても堅苦しい感じになってしまいました。
また、事前の準備が不十分だったせいで、会議がダラダラしたものになってしまった事も反省しています。
―成果と課題についてはいかがですか
映像祭ではスケジューリングの重要さを知りました。まず、全体像を把握し、応募要項作成、募集〆切、審査、発表会の準備なども時間を区切って進めるのが大切です。先の見通しをしっかりとやっていなかったせいで準備がその場その場の判断になってしまい、時間に追われ、多々自分がやることになってしまいました。
―事務局との連携はいかがですか
事務局にどの部分で、どれくらい頼っていいのかがわからず、仕事を頼みすぎたと思っています。また、頼みぱっなしになって、問題が宙ぶらり状態になったままのこともありました。事務局の方も仕事があり、話合いがなかなか出来ず、うまく連携ができなかったと思います。
―リーダー会の役割分担は
極端に分かれてしまいました。具体的に言うと、神奈川大学の小暮さんに発表会の準備や当日の司会、進行で負担をかけてしまいました。駿河台大学は学校も遠かったので、仕事を割り振れなく、不満も残ったのではないか、もっと連絡をこまめにすれば任せられる仕事もあったのではないかと反省しています。グーグルのグループメールは川合先生のアドバイスで作成したもので、情報共有や伝達に大いに役立ちました。
―発表会のチラシは力作ですね
発表会のチラシ作成は突貫工事でした。正直、間に合うかどうか不安を覚えながらやっていました。イラストレーターなどで画像編集をできる人を把握していれば、上手く分担ができたかもしれません。実行委員会立ち上げと同時に、委員のスキルを把握したり、得意なことを聞いておくことも重要なことですね。
―予備審査ではいちばん発言していましたね
作品はとても面白かったです。自分が積極的に発言することで、ほかの実行委員も発言しやすくする意図がありました。だから思ったことを、なんでもいいので、とりあえず口にしました。メンバーにとっても作品審査という体験は初めてのことだったと思いますし、審査会独自の緊張感ただよう雰囲気もほぐしたかった。また、自分に作品を見る目があるかどうかわからないので、他の人の意見をたくさん聞きたいとも思いました。
―立派にリーダーの役割を果たしていますね。今回実行委員長を経験してみて何か気がついたことはありますか
『報連相』が大事だということです。つまり、『報告』『連絡』『相談』。僕としては、甘えにならないように、人に相談する前に一人で考えすぎてしまった。全体を自分が把握できていなかったので、その詰めも甘かったです。
また、自分ですべてをやり過ぎないように、気軽に頼める関係を築けるようもっとコミュニケーションをとればよかった。良い、悪いは別として、飲み会などのイベントをやったほうがよかったと思っています。映像祭に限らず、イベントはすべてコミュニケーションだから、そんな関係もあったほうがいいですね。
―第6回に向けてアドバイスを
次回やる人たちには、どんなものでもいいのでどんどんアイデアを出していってほしいと思います。それに対して、先生方や事務局の方にアドバイスをもらい、実現可能かどうかの判断や具体的な方法などを固めていく、という事が重要です。
学生から先生方に提案し、そして協力してもらう関係を最初から築くことが必要です。一人だけ、学生だけでやろうとせず、大人の方々と協力して、「自分たちのやりたい映像祭」を実現する為にがんばってください。
―次回はスペシャルアドバイザーですね
そうですね。今回と同じようには出来ませんが、出来る範囲内でお手伝いをしたいと思います。
後記
初めて映像祭を企画、運営する学生にすべてを期待するのは酷というものですが、落合さんをはじめ実行委員の大学生たちの頑張りで、素晴らしい映像祭が出来ました。ありがとうございました。湘南映像祭アドバイザーとしては、きちんと応援体制がとれず反省しています。
2010年3月30日 文教大学にて



