第4回かながわNPO映像祭

毎年の楽しみであるNPO活動映像紹介祭りです。今年も審査員として参加、思いの詰まった作品を会場の参加者とともに視聴しました。以下は、最優秀賞作品2作品の講評です。

川と環境を守る会カワウミ

『川と環境を守る会カワウミ 川と海の環境を守る会』 湘南工科大学社会貢献活動推進室

「川と海の環境を守りたい、きれいにしたい」という思いが伝わるビデオ。代表の石崎道子さんは、引地川パラダイス化計画を自分の言葉で力強く発信する。この活動は、ゴミを拾うだけではなく、学術調査にも協力。そして自分たちも楽しむ。ボランティア活動は、その活動に共鳴すると同時に、楽しくなければ長くは続かない。引地川を筏でクルージング、乗船賃はゴミ10個、楽しそう。青竹で作ったバウムクーヘン、美味しそう。外来魚駆除など活動の様子も伝わる。活動内容を映像でストレートに伝えるためにテロップで補足、内容もタイミングも文字の大きさも完璧に近い。

<ここをこうすれば・・・>
BGMに頼らず、参加者の顔や声をもっと出せば、さらに良くなる。投網の達人、川エビ?をとった女児の声も聞きたいところ。

『ボランティアによる精神保健福祉活動』 NPO法人ゆっくりいそご
国道16号線を走るとそこは、『NPO法人ゆっくりいそご』だった。2006年12月に設立したボランティアによる精神保健福祉活動の紹介。主な事業は、「地域活動支援センター『スペース杉田』の運営」、「講演会の開催」、「地域交流活動」の3つだ。この活動の継続は、ボランティアの力に負うところが大きいことが映像からはっきり読み取れる。また、施設を利用している人のリラックスした表情からもつかみ取れる。理事長の前田絢子さんは静かに話しかける。「精神病、精神科にかかるというのは、今ではありふれたことで誰もがありうること」「ひとりぼっちは淋しいというのが障害者の気持ち。みんなで支え合い、寄り添っていきたい」と。NPO法人の紹介になっていると同時に、前田さんの思いや生き方が詰まった“私”ビデオになっている。

<もっとこうすれば・・・>
スタッフやボランティアの肉声をはさみ、彼らの存在をより引き出せたら活動がより身近に感じられると思う。

優秀賞作品は、以下の5作品です。おめでとうございます。

『ザ・ブルーサウンズの活動』 NPO法人ナレッジリンク
『相互救護をめざして』 NPO法人日本災害救護推進協議会 専修大学
『相模原ご当地アイドル「つぶつぶdoll」ご紹介動画』 相模原市民ミュージカル実行委員会
『おかゆプロジェクト』 NPO法人湘南スタイル 産業能率大学
『海はバリアフリー』 セイラビリティ江ノ島 産業能率大学

審査員の川合康央さん(文教大学情報学部准教授)、阿比留久美さん(横浜国立大学、早稲田大学、法政大学等非常勤講師)、手塚明美さん(NPO法人藤沢市市民活動推進連絡会理事)お疲れさまでした。