スクリーム2
―役者みんなが、楽しみながら作っているホラー映画―

" アジサイ 花言葉 『冷酷』 "

刺したり、切られたりする映画は、あまり好きではありません。しかし、トリ・スペリングやレベッカ・ゲイハートなど、ビバリーヒルズ90210組が出演していると聞いては、いくら怖くても見逃す訳にはいきません。
前作『スクリーム』は、犯人探しに力点が置かれていて、ホラー映画というよりも、サスペンス・ホラー映画ともいえる仕上がりだった。今回の続編は、正当なホラー映画への挑戦とでも言えようか。ホラー映画おたくのランディーが「映画の続編は、よりカゲキになり、より死体が増えていく」という台詞通り、犯人は残虐性を強め、より凶暴になっていく。前作での殺人事件を映画化し、その試写会で殺人事件が起こる。女子寮ではシーシー(サラ・ミッシェル・ゲラー)が斬殺されてしまう。なかでも興奮するのは、シドニー(ネーブ・キャンベル)とハリー(エリゼ・ニール)が、乗用車から脱出するシーンはハラハラドキドキで、手に汗を握る。このハイスピードな殺人ストーリーは、観客の心理を否応なく引き込んでいく。
ついに犯人との対決が迫ってきた。レポーターのゲイル(コットニー・コックス)とシドニーは力を合わせながら、犯人と格闘し、やがてクライマックスを迎える。犯人については、この映画のテーマになっているので書けないが、映画を見ながら、楽しみながら、考えて欲しい。間違いなく言えることはネーブ・キャンベルだけは犯人ではない。
現在、彼女はハリウッドのティーンエイジャーものには欠かせないキャラクターとして君臨している。この『スクリーム2』は、彼女のパワフルヒロインぶりにより、正当なホラー映画というよりも、むしろ“アクション・ホーラー”と私は命名したい。
1998年9月



