イレイザー

―特撮技術との見事なる融合―

" 白菊 花言葉 『真実』 "

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アーノルド・シュワルツネッガーの新作はいつもの通りワンダフル。というよりも、いつものようにエクセレントといったほうが正確かもしれない。

それは、演技がうまいとか、アクションが凄いとかの問題ではなく、彼が頭脳明晰な俳優だからだ。彼は、アクション・ヒーローとなりうる資格と才能に恵まれ、それに慢心することなく、自分のキャリアを伸ばしながら、観客の期待に応える愛すべきキャラクター像を演じ続けている。リチャード・フライシャー、ジェ-ムス・キャメロン、そして本作品のチャールズ・ラッセルといったそうそうたる監督たちとの映画づくりによって花が開いたのである。『ターミ・ネーター』や『トゥルー・ライズ』などの映画の中で、自分の肉体とアクションをコンピューター・グラフィックスと融合させ、自分のスタイルとして確立した。映画のすべてがコンピューター・グラフィックスからなり立ちつつある現状を役者として踏まえ、そこに自分を置こうとする、したたかな先見性に驚嘆する。

今回の作品で、シュワルツネッガーは最新電子機器を自由に、操作できるスペシャリストとしてクルーガーを演じたことからもそれは明白である。

1998年8月